Vueで再帰的コンポーネントを作成する方法【Vue3】

2024/01/29
2024/02/19
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はじめに

この記事ではVue.jsで再帰的コンポーネントの作成方法を解説します。

再帰的コンポーネントとは、あるコンポーネントが自身を呼び出しているようなコンポーネントを指します。
例えば、ディレクトリ構造やスレッド形式のコメント欄等をコンポーネント化する際に使うことが考えられます。

今回は、ディレクトリ構造を表現するコンポーネントを作成してみます。

再帰的コンポーネントの基本

Vue.jsで再帰的コンポーネントを作成するのは簡単です。

コンポーネントはデフォルトで自身を呼び出すことができます。
例えば、FooBar.vue というファイル名のコンポーネントは、そのテンプレート内で <FooBar/> として呼び出せます。

自身を呼び出すだけではコンポーネントが無限に描画されていくので、あとは描画の条件をv-ifなどを利用して制御します。

ディレクトリ構造を再帰的コンポーネントで再現する

再帰的コンポーネントの例として、ディレクトリ構造を表現するコンポーネントを作成します。
コンポーネントの見た目は以下のようになります。

今回作成するコンポーネント

今回作成するコンポーネント

ディレクトリ構造を再現する再帰的コンポーネントDirectoryTree.vueは、以下のように作成しました。
(CSSは一部省略)

propstypedirectoryのときはディレクトリのため再度、自身のコンポーネント名であるを呼び出します。
propstypedirectoryのときはファイルのため、ファイル名のみを描画しています。

このコンポーネントを呼び出す親コンポーネントApp.vueは、以下のように作成しました。

ディレクトリ構造を持つリアクティブな変数をtreeとして定義します。

DirectoryTreeにtreeを受け渡すことで、ディレクトリ構造を描画することができます。

上記のコードは以下のプレイグラウンドで確認することができます。

https://play.vuejs.org/#eNqtVE1y0zAUvsobbZrONAm0ZWOcMIWWGVhAB7qruzC2nKooskeS02QyWTDDDTgAV+QIPMmWLTtuyoIsMtb7/d7P97bkoigmq5KSgIQqkazQoKguC+CxWMwiolVE5pFgyyKXGrYgaQY7yGS+hCN0O3rd6C6ZpInO5eZGUlpbTKYdqUlkPCKR5EJp0MZyZmKObiMBsDV/AHpT0AAikjrfiJxUGhEvrQajvmyEyT3jqaQiABvE/OpAfrCMcdq4+LHeo6INBrBrvgai7EPqwTrtKAag9QIfhNiH2Q3uQz0QdRhyD/bZnvIJ6AOJni2hX8Z+sn4p/yPL+T9kuXuyna3GSStJ9bLYBtD4+V/VMuNxd4xbH04rgiGd8KHpsuCxpvgy0cMOUVzuwORAFh41QzyKSKM02Yxy6gvd3Ax3TaRaMw+7VMS04dTDQE6Q6sjKjC0mDyoXeA9skRFJ8mWB5cjPhWbI2ogEbjQRiTnPHz9amZYlrTuFPvc0+T4gf1BrI4vItaSKylU7RUQbywXVlfrq6ye6xu9GuczT0nT5gPILVTkvDcbK7G0pUoTt2Vm0H+y1YmJxo67WmgrlijJA2wlHBG/VuwOlt3DPJmfWLxI77OLewXvusgpNZRYnFK5lXih/tZSWiBM3xy2WJ3BjfhPAhZTxJozFZo4aROGua2HjzeCR6ftLmsUl12qU0owJalOF9n8+Oj7p7nNvl+tnew9GxzCbw63hw+6ZvW5esBqzDIu2mCYmE8xmM+jstWMCZ/WXfakiFpDwWCl0927ZfLutKpwYoLDbIQw09V1L7r3wnbIV4shyiZFsOcBEHcNV16BonAZ56X6On9bdltUysbGpaVrZmMeAjcfayq4F1LUd4LEHdool+h2YNi0Ip3VbO6zvz4hy1RwkbwzdIVT3zkvTn0Tj5k9kGEAPTaj0hlPAQ1TQ1FqX3FFuiYRjuH4v7P4DFHGaIhvGTHDc6LFCQuoATs+LtTWwRADgzPlzpjRaYfxxtekiF9Q3NWAnzYYFwTeKq0KdO3IKrwVmiMif379+RGTP1fTlsNfP1gt7Y6DMye4vz7jXHg==

まとめ

今回は再帰的コンポーネントの作成方法を解説しました。
Vue.jsではあるコンポーネント内で自身を呼び出すことができるため、簡単に再帰的コンポーネントを作成することができます。

既に誰かがまとめていると思ったのですが、Vue3かつ<script setup>構文で書かれた例がまだなかったためまとめてみました。
参考になれば幸いです。

参考

  • Vue.js公式 再帰的コンポーネント

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あっしゅからー

フリーランスでWebシステムエンジニアをやっています。

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