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目次
はじめに
2024年6月11日、AWS IAMの2番目の認証要素としてパスキーをサポートしました。
これで、Apple MacBookのTouch IDやWindowsのWindows Helloなどの組み込み認証がサポートされ、認証要素として指紋、顔、デバイスPINを使用することができます。
パスキー対応の発表当時はWindows Helloによる設定でエラーが発生していましたが、8/20時点で解消されていることを確認しました。
今までは「認証アプリケーション」か「ハードウェア TOTP トークン」が必要だったため認証が面倒でした。
指紋認証や顔認証がサポートされたことで、ログインが楽になりました。
設定方法
今回はWindows Helloの指紋認証を設定します。
指紋認証リーダー
指紋認証リーダーが必要になるため、先に用意しておきます。
私は以下の製品を使用しました。
延長ケーブルを使用すると、好きな場所に配置できるので便利です。
Windowsの設定
Windows側の設定をします。
- Windowsの
設定
→アカウント
→サインイン オプション
を開くサインイン オプション
指紋認証 (Windows Hello)
の項目のセットアップ
をクリック- 画面の指示に従って指紋を登録
AWSの設定
- MFAを設定したいアカウントでログインした状態で右上の
ユーザ名
→セキュリティ認証情報
の順にクリック 多要素認証 (MFA)
の項目に右側にあるMFAデバイスの割り当て
をクリック- デバイス名を入力、MFA deviceに
パスキーまたはセキュリティキー
が選択されていることを確認して次へ
をクリックデバイスオプション パスキーまたはセキュリティキーが追加されている
Windows セキュリティ
ウィンドウが表示されるので、指紋
が選択されていることを確認して指紋認証リーダーにタッチWindows セキュリティ
保存されたパスキー
ウィンドウが表示されたら、OK
をクリック
ログイン
- 通常通りユーザ名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログイン
Windows セキュリティ
ウィンドウが表示されたら指紋
が選択されていることを確認して指紋認証リーダーにタッチ
これで指紋認証によるログインができるようになりました。
補足
顔認証
パスキーでは顔認証の設定も可能です。
ただし、顔認証を使用するにはIR対応のカメラが必要となります。
IR対応のカメラは種類が少なく、私が普段使用しているWebカメラも対応していませんでした。
IR対応のカメラは以下のようなものがあります。
Macbookに関してもFace IDに対応していないことを考えると、別途IR対応のWebカメラが必要と思われます。