AWS IAMでPasskeyが利用可能に Windows PCで指紋認証を設定してみました

2024/08/22
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はじめに

2024年6月11日、AWS IAMの2番目の認証要素としてパスキーをサポートしました。

これで、Apple MacBookのTouch IDやWindowsのWindows Helloなどの組み込み認証がサポートされ、認証要素として指紋、顔、デバイスPINを使用することができます

パスキー対応の発表当時はWindows Helloによる設定でエラーが発生していましたが、8/20時点で解消されていることを確認しました。

今までは「認証アプリケーション」か「ハードウェア TOTP トークン」が必要だったため認証が面倒でした。
指紋認証や顔認証がサポートされたことで、ログインが楽になりました。

設定方法

今回はWindows Hello指紋認証を設定します。

指紋認証リーダー

指紋認証リーダーが必要になるため、先に用意しておきます。
私は以下の製品を使用しました。

延長ケーブルを使用すると、好きな場所に配置できるので便利です。

Windowsの設定

Windows側の設定をします。

  1. Windowsの設定アカウントサインイン オプションを開く
    サインイン オプション

    サインイン オプション

  2. 指紋認証 (Windows Hello)の項目のセットアップをクリック
  3. 画面の指示に従って指紋を登録

AWSの設定

  1. MFAを設定したいアカウントでログインした状態で右上のユーザ名セキュリティ認証情報の順にクリック
  2. 多要素認証 (MFA)の項目に右側にあるMFAデバイスの割り当てをクリック
  3. デバイス名を入力、MFA deviceにパスキーまたはセキュリティキーが選択されていることを確認して次へをクリック
    デバイスオプション パスキーまたはセキュリティキーが追加されている

    デバイスオプション パスキーまたはセキュリティキーが追加されている

  4. Windows セキュリティウィンドウが表示されるので、指紋が選択されていることを確認して指紋認証リーダーにタッチ
    Windows セキュリティ

    Windows セキュリティ

  5. 保存されたパスキーウィンドウが表示されたら、OKをクリック

ログイン

  1. 通常通りユーザ名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログイン
  2. Windows セキュリティウィンドウが表示されたら指紋が選択されていることを確認して指紋認証リーダーにタッチ

これで指紋認証によるログインができるようになりました。

補足

顔認証

パスキーでは顔認証の設定も可能です。

ただし、顔認証を使用するにはIR対応のカメラが必要となります。
IR対応のカメラは種類が少なく、私が普段使用しているWebカメラも対応していませんでした。

IR対応のカメラは以下のようなものがあります。

Macbookに関してもFace IDに対応していないことを考えると、別途IR対応のWebカメラが必要と思われます。

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あっしゅからー

フリーランスでWebシステムエンジニアをやっています。

趣味ではDTMをしていて、オリジナル曲をニコニコ動画やYouTubeに投稿しています。

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