愛用のVST音源まとめ!よく使う音源の好きなところや使い分けを解説

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はじめに

この記事では現在も私が使用しているVST音源を紹介します。

私が作成する曲はJ-POP系の音が多いため、音源の種類としては生音楽器が多めです。
音源ごとの特徴も記載していくのでよかったら参考にしてみてください。

ちなみに、音源を購入する際には以下を重視しています。

音源購入のポイント

  • 楽曲への影響が大きい音源の購入を優先
  • 打ち込みのしやすさを考慮(特にギター)
  • セール情報をチェックしてできるだけ安く購入

では、種類別に紹介していきます。

ギター

Ample Sound:Ample Guitar T

Ample Guitar T

Ample Guitar T

最近お気に入りのAmple Sound社が出しているアコースティックギター音源です。

Taylor 714 CEというギターをサンプリングしていて、とにかく音がリアルです。
単音の他にストローク演奏モードもあるため、伴奏のコードを弾かせるのによく使っています。

また、ソロフレーズを弾かせる場合も豊富なアーティキュレーションが用意されているため、リアルな演奏を再現することができます。

こちらの音源を使った演奏動画をReoさんという方がYouTubeにアップロードしています。

アーティキュレーションを活かした演奏と元の音色の良さで、本物のギターと遜色ない素敵な演奏になっているのでぜひ一度聴いてみてください。

MUSIC LAB:Real Guitar 4

Real Guitar 4

Real Guitar 4

MUSIC LAB社のアコースティック音源にです。

Ample Guitar Tは音が軽めで、悪く言えばチープに聞こえるときもあります。
打ち込み系の音楽では逆にはまることもあるので、曲によって他の音源と使い分けています。

Real Guitarシリーズは起動が早いのと、コード演奏の打ち込みが簡単なため、作曲のスケッチにも向いています。

Ample Sound:Ample Guitar LP Library

Ample Guitar LP

Ample Guitar LP

Ample Guitar Tと同じくAmple Sound社のエレキギター音源です。

リアルな音と使いやすいアーティくレーションのおかげで、リアルなサウンドに近い音を打ち込みで出せます。

Ample Guitarシリーズは自由度が高い分、初めて使うときは挙動に戸惑うことも多い印象です。
注意点は以下の記事にまとめてあるので、参考にしてみてください。

ピアノ

XLN Audio:Addictive Keys

Addictive Keys

Addictive Keys

Addictive Drumsで有名なXLN Audio社のピアノ音源です。

プリセットを選ぶとそのままオケに馴染む音色を鳴らすことができます。

スタンドアロン版の起動が早いことから、ただピアノを演奏したいときにも便利です。

また、MIDIの録音機能とMIDIファイル出力機能があるため、いいフレーズが思いついたらその場で録音→MIDIデータと出力してDAWに取り込むこともできます。

シンセ

Synth1

Synth1

Synth1

20年以上前からある無料のシンセサイザー音源です。

もう10年以上はGUIが変わっていないため見た目はレトロな感じですが、出音は今でも使える音色を出すことができます。

また、有志が作ったプリセットが配布されていることが多いため、音作りに慣れていない場合は他の方の作った音色を使うこともできます。

Magical 8bit Plug

Magical 8bit Plug

Magical 8bit Plug

8bitサウンドの定番となっている無料のシンセサイザー音源です。

GUIも出音もシンプルでとにかく使いやすいです。
昔ながらのピコピコサウンドを取り入れたい場合はマストな音源です。

ドラム

XLN Audio:Addictive Drums 2

Addictive Drums 2

Addictive Drums 2

XLN Audio社のドラム音源です。

コンプの効いた特徴的なサウンドを持っており、一時期はJ-POPやアニソン・同人音楽まで様々な曲で耳にする機会がありました。

有名なドラム音源の中では比較的安価で動作も軽量、プリセットである程度のサウンドが手に入ることから、最初のドラム音源としてオススメです。

また、現在ではADpakという拡張音源が数多く販売されており、音色の幅を広げることができます。
拡張音源を使用するとADpakごとにまた違った特徴のサウンドがあるため、Addictive Drumsを使っていることをばれてたくない場合にも有効です。

私が持っているのは以下のパックです。

  • Studio Pop
  • Studio Rock
  • Studio Prog
  • Studio Retro
  • Indie
  • Black velvet

様々なグルーブのMIDIデータも同梱されているため、ドラムの打ち込みの際にも役立っています。

FXpansion:BFD 3

BFD 3

BFD 3

FXpansion社のドラム音源です。

本物のドラムと区別がつかないぐらいリアルな音が出ます。
その代わり、インストール後の容量が155GBと大きく、動作も重いです。

初代のBFDは音がリアル過ぎて、エフェクト処理をできる人ではないと使いこなせませんでした。
しかし、BFD 3ではプリセットが優秀で、プリセットそのままでも違和感なく楽曲に使えています

最初はAddictive Drumsを使っていたのですが、ワンランク上の音作りをしたいと思いBFD 3を買い足しました。
結果的にBFD 3を使う際はそこまで戸惑わずに使うことができたため、これからDTMをはじめる方はAddictive Drumsを使って慣れてきたらBFD 3に移行する流れがオススメです。

Native Instruments:Battery 4

Battery 4

Battery 4

Native Instruments社のドラム・サンプラーです。

アナログ系・デジタル系・生音系など様々なサンプルが収録されています。

Batteryは主に打ち込み系の曲のドラムに使っています。
基本的にはプリセットで楽曲のイメージにあうキットを選択→気に食わないサンプルがあれば他のサンプルに差し替えて使う、という使い方をしています。

サンプラーのためドラムサンプルを別で購入すれば、音色の拡張をすることもできます。

ベース

IK Multimedia MODO BASS

MODO BASS

MODO BASS

IK Multimedia社のベース音源です。

物理モデリング音源ということで音響合成によって作られた音なのですが、めちゃくちゃリアルな音が鳴ります。
しかも、サンプルを使わないおかげか容量は200MB以下と少なく、動作も軽快です。

サンプルを使っていないためアーティキュレーションの表現の自由度が高いです。
スライド奏法ひとつをとっても、スライドの速さやスライドの音程を細かく指定することもできます。

現在はMODO BASS 2も発売されています。
一番大きなアップデートは、アコースティックベースやフレットレス・ベースが追加されたことですが、私はエレクトリック・ベース以外をあまり使用しないためアップデートはまだしていません。
より多くのベース音源を使用したい場合はMODO BASS 2を購入するとよさそうです。

総合音源

Native Instruments:KOMPLETE 7 ELEMENTS

KOMPLETE7 ELEMENTS

KOMPLETE7 ELEMENTS

Native Instruments社の総合音源です。

KOMPLETEシリーズは最も有名な総合音源と言ってもいいでしょう。
生音からエレクトリックサウンドからパーカッション、さらにはエフェクトまで網羅的にたくさんの音源が手に入ります。

私の場合は専用の音源を持っていない楽器の音源をライブラリから探して使用することが多いです。
逆にいうとギターやドラム音源は、 専用の音源に比べると音や機能で少し物足りなさを感じます。

最新のバージョンはKOMPLETE 14であり、KOMPLETE 7 ELEMENTSはかなり昔のバージョン、かつ、廉価版になります。

さすがにそろそろアップデートをしたい気持ちもありつつ、KOMPLETE 7 ELEMENTSでも必要な楽器はだいたい見つかることが多いため未だにアップデートできずにいます。

合成音声

YAMAHA:VOCALOID

V4 Editor for Cubase

V4 Editor for Cubase

説明不要なくらい有名なYAMAHA社の合成音声です。

所持しているライブラリは以下の通りです。

  • CRYPTON 初音ミク(V2・append・V3)
  • CRYPTON 巡音ルカ(V2)
  • 1stPLACE IA ROCKS
  • YAMAHA VOCALOID 5 ken

エディターはVOCALOID 5についてきたV4 Editor for Cubase(通称ボカキュー)を使用しています。
ボカキューはCubaseとの連携が取れており、Cubase内のMIDIエディター内で入力したノートがVOCALOID側にすぐに反映されるため、効率よく打ち込みができます。

最新バージョンはVOCALOID 6ですが、V2が一番しっくりくるので未だに主役はV2です。

Dreamtonics:Synthesizer V

Synthesizer V

Synthesizer V

最近のお気に入りのDreamtonics社の合成音声音源です。

所持しているライブラリは以下の通りです。

  • Mai
  • Ryo
  • Saki
  • GUMI

ずっと男声のライブラリを使ってみたかったのですが、好みの声が見つからなかったときに以下のカバーを見て速攻で購入しました。

Synthesizer VのAI歌唱と清水寺さんの調声が相まって感情を持っているかのように聞こえてとても感動した記憶があります。
歌声という点でもRyoの声は優しい感じがしてとても好きです。

男声の合成音声は技術的な問題で女声よりも処理が難しいという話を聞いていたので、ここまでリアルな音源が出てきたのはとてもありがたいです。

まとめ

この記事では、私が現在も使っているVST音源を紹介しました。

音源の購入の際に参考になれば幸いです。

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あっしゅからー

フリーランスでWebシステムエンジニアをやっています。

趣味ではDTMをしていて、オリジナル曲をニコニコ動画やYouTubeに投稿しています。

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