Ample Guitar 演奏モードと使用時の注意点

目次
はじめに
Ample Guitarは、リアルな楽器演奏を再現できるギター音源です。 本物のギターを再現するために様々な機能が搭載されています。
一方で、目的の機能や音を出すのに苦労することが多い音源でもあります。
この記事では、Ample Guitarの演奏モードと使用時のの注意点についてまとめます。
Ample Guitarのモード
Ample Guitarには、演奏に関する様々なモードが搭載されています。 同じノートを打ち込んでもモードによって音の鳴り方が変わるため、まずはモードについて理解しておく必要があります。
Main / Strummer Mode
Main ModeとStrummerモードについて解説します。
Main Mode
Main Modeは、メインとなる演奏モードです。
一般的な他の音源と同じように、基本的には打ち込んだノートの高さの音が鳴ります。 主にソロやリフを演奏する際に使用します。
Strummer Mode
Strummer Modeは、コード弾き専用のモードです。
コードを指定した後にストローク方法を指定することでコードを演奏できます。 ストローク演奏をする場合に使用します。
Playing Mode
Playing Modeでは、単音/複数音の指定ができます。
以下のように、STANDARD MODEとKEYBOARD MODEとSOLO MODEの3つのモードがあります。
モード | 複数音 | 同一弦での複数ノートの発音 |
---|---|---|
STANDARD MODE | ⭕ | ❌ |
KEYBOARD MODE | ⭕ | ⭕ |
SOLO MODE | ❌ | ❌ |
Capo Logic Mode
Capo Logic Modeでは、フレットポジションの自動調整機能のモードを変更します。 Capo Logic Modeを変更することで、自動調整されるフレットポジションの幅が変わります。
以下のようにメロディモードとコードモードがあります。
モード | フレットポジションの幅 |
---|---|
メロディモード | 2オクターブ |
コードモード | コードモード |
Ample Guitarの注意点
Ample Guitarを使っていると、狙った音が鳴らないことが多くあります。 私が実際に使っていて、詰まったポイントと解決策について記載します。
指定した音が鳴らない
Ample GuitarはUI上で変更できる設定をキースイッチによっても変更できる仕様になっています。 そのため、思いがけず設定値を変更した可能性があります。
特に多いのが、Strummer Mode(C#6:Velが64以上でON、63以下でオフ)がオン/オフに変わってしまった場合です。
Strummer Modeでは、置いたノートの高さの音はそのままなりません。 Strummer Modeがオンになっているかは、Strummerパネルの左下にある電源ボタンで確認できます。
誤入力を防ぎたい場合は、ノートの最初にあらかじめStrummer Modeののキースイッチを入れておくのもいいかもしれません。
音がぼやける
Ample Guitarはデフォルトでエフェクトがオンになっています。 FXパネルを開いてエフェクトがかかっているかを確認できます。
他のアンプシミュレータやエフェクトを使用する場合は、不要なエフェクトをオフにしましょう。
複数音を鳴らしたときに前に鳴らした音が消える
Ample Guitarには複数音をどのように鳴らすかを決めるPlaying Modeがあります。 詳しくはPlaying Modeに記載しています。
打ち込んだノートをそのまま鳴らしたい場合は、KEYBOARD MODEにしましょう。
ベンドが一つの音にしか適用されない
複数音が鳴っているときにピッチベンドを変更した場合、デフォルトでは一番低い音だけにピッチベンドが適用されます。
設定
パネルのシステム
タブにあるPoly Bend
にチェックを入れると、全ての音にピッチベンドが適用されます。
指定したコードがならない
Strummer Modeを使用する際に、コードの指定とカッティングを指定するノートが同時のタイミングで打ち込まれていると、コードの指定が間に合わずに前のコードの音がなる場合があります。 この場合は、コード指定のノートをカッティング指定のノートより前に配置すると改善します。
この問題は、Ample Guitar LPで発生しましたが、Ample Guitar Tでは発生しませんでした。 音源によって仕様が異なるのかもしれません。
Detectモードでオンコードの指定ができない
Detectモードでは、C1
~B1
の範囲でルート音も指定できる仕様になっています。
ただし、ルート音の指定はコード指定よりも後に行う必要があります。 ルート音を指定するときは、コード指定よりも少し前のタイミングにずらしましょう。
まとめ
この記事では、Ample Guitarのモードと注意点についてまとめました。
Ample Guitarは注意点も多いですが、使いこなすと非常にリアルな音を鳴らせる音源です。 この記事が参考になれば幸いです。
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