Ample Guitar 演奏モードと使用時の注意点

2023/08/01
2024/02/21
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はじめに

Ample Guitarは、リアルな楽器演奏を再現できるギター音源です。
本物のギターを再現するために様々な機能が搭載されています。

一方で、目的の機能や音を出すのに苦労することが多い音源でもあります。

この記事では、Ample Guitarの演奏モードと使用時のの注意点についてまとめます。

Ample Guitarのモード

Ample Guitarには、演奏に関する様々なモードが搭載されています。
同じノートを打ち込んでもモードによって音の鳴り方が変わるため、まずはモードについて理解しておく必要があります。

Main / Strummer Mode

Main ModeとStrummerモードについて解説します。

Main Mode

Main Modeは、メインとなる演奏モードです。

一般的な他の音源と同じように、基本的には打ち込んだノートの高さの音が鳴ります。
主にソロやリフを演奏する際に使用します。

Strummer Mode

Strummer Modeは、コード弾き専用のモードです。

コードを指定した後にストローク方法を指定することでコードを演奏することができます。
ストローク演奏をする場合に使用します。

Playing Mode

Playing Modeでは、単音/複数音の指定ができます。

以下のように、STANDARD MODEKEYBOARD MODESOLO MODEの3つのモードがあります。

モード複数音同一弦での複数ノートの発音
STANDARD MODE
KEYBOARD MODE
SOLO MODE

Capo Logic Mode

Capo Logic Modeでは、フレットポジションの自動調整機能のモードを変更します。
Capo Logic Modeを変更することで、自動調整されるフレットポジションの幅が変わります。

以下のようにメロディモードコードモードがあります。

モードフレットポジションの幅
メロディモード2オクターブ
コードモードコードモード

Ample Guitarの注意点

Ample Guitarを使っていると、狙った音が鳴らないことが多くあります。
私が実際に使っていて、詰まったポイントと解決策について記載します。

指定した音が鳴らない

Ample GuitarはUI上で変更できる設定をキースイッチによっても変更できる仕様になっています。
そのため、思いがけず設定値を変更した可能性があります。

特に多いのが、Strummer Mode(C#6:Velが64以上でON、63以下でオフ)がオン/オフに変わってしまった場合です。

Strummer Modeでは、置いたノートの高さの音はそのままなりません。
Strummer Modeがオンになっているかは、Strummerパネルの左下にある電源ボタンで確認できます。

誤入力を防ぎたい場合は、ノートの最初にあらかじめStrummer Modeののキースイッチを入れておくのもいいかもしれません。

音がぼやける

Ample Guitarはデフォルトでエフェクトがオンになっています。
FXパネルを開いてエフェクトがかかっているかを確認できます。

他のアンプシミュレータやエフェクトを使用する場合は、不要なエフェクトをオフにしましょう。

複数音を鳴らしたときに前に鳴らした音が消える

Ample Guitarには複数音をどのように鳴らすかを決めるPlaying Modeがあります。
詳しくはPlaying Modeに記載しています。

打ち込んだノートをそのまま鳴らしたい場合は、KEYBOARD MODEにしましょう。

ベンドが一つの音にしか適用されない

複数音が鳴っているときにピッチベンドを変更した場合、デフォルトでは一番低い音だけにピッチベンドが適用されます。
設定パネルのシステムタブにあるPoly Bendにチェックを入れると、全ての音にピッチベンドが適用されます。

指定したコードがならない

Strummer Modeを使用する際に、コードの指定とカッティングを指定するノートが同時のタイミングで打ち込まれていると、コードの指定が間に合わずに前のコードの音がなる場合があります{.marker。
この場合は、コード指定のノートをカッティング指定のノートより前に配置すると改善します。

この問題は、Ample Guitar LPで発生しましたが、Ample Guitar Tでは発生しませんでした。
音源によって仕様が異なるのかもしれません。

Detectモードでオンコードの指定ができない

Detectモードでは、C1~B1の範囲でルート音も指定できる仕様になっています。

ただし、ルート音の指定はコード指定よりも後に行う必要があります。
ルート音を指定するときは、コード指定よりも少し前のタイミングにずらしましょう。

まとめ

この記事では、Ample Guitarのモードと注意点についてまとめました。

Ample Guitarは注意点も多いですが、使いこなすと非常にリアルな音を鳴らせる音源です。
この記事が参考になれば幸いです。

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あっしゅからー

フリーランスでWebシステムエンジニアをやっています。

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