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この記事ではDTMerの私がDTMをはじめるきっかけについて書きたいと思います。
この記事を書いている人について
はじめまして、この記事を書いているあっしゅからーと申します。
VOCALOID楽曲を制作していて、niconicoやYouTubeに投稿しています。
DTMは中学生の頃からはじめて、今でも趣味と言えるぐらいにはやっているので、歴でいうとかなり長いです。
今回は私がDTMというものをどうように知り、趣味となったのかを書きたいと思います。
特に役立つ情報があるわけではないですが、よければ読んでいってください。
DTMをはじめるまで
ある音楽ゲームとの出会い
まず音楽自体の話でいうと、音楽を聴くことは中学生の頃から好きでした。
当時はポルノグラフィティというバンドが一番好きでした。
さらに言えば、初期の頃のシングル曲を作っていた本間昭光さんという方が作る曲に魅力を感じていました。
本間昭光さんの作る曲の「何が魅力的か?」を説明するのは難しいですが、強いて言うなら、親しみやすい音楽の中に少し特殊なコード進行やアレンジをうまい具合に織り込んでいた、というのが魅力の一つだったと思います。
今まで漠然とただ流れていた音楽というものを、耳を傾けて注意深く聴くようなりました。
音楽を聴くことが好きになるのと同時に、コード進行やスケールも気になって研究するような気持ちで音楽を聴くようにもなっていきました。
次に本題のDTMについてです。
DTMが趣味になる最初のきっかけはニンテンドーDSと共に発売された音ゲー「大合奏!バンドブラザーズ」(通称:バンブラ)でした。
バンブラシリーズ最新作「大合奏!バンドブラザーズP」
バンブラは音ゲーでありながら、DAWのように五線譜に音符を打ち込むと音を再生する機能が搭載されています。
(打ち込んだ曲はそのまま音ゲーとして遊ぶことができます。)
前述した通り、当時はコード進行やスケールにも興味があったため、「このコード進行にしたらどのように聞こえるんだろう?」という疑問が生じたときに気軽にバンブラに打ち込むことで確認していました。
しばらくはバンブラでの打ち込みをしていたのですが、バンブラの制約で最大で8音しか入力できないことや、コードの入力を単音でしか入力できないことの不便さを感じるようになりました。
どうにか手軽に打ち込みができないかとパソコン上でできないか調べているうちに、DAWの存在を知りました。
学生の頃はお金がなかったので、無料で使うことができたMusic Studio ProducerやReaperの無料版を使うようになりました。
無料とはいえ、音の数の制限もなく使用することができたため、遊びで使う分には充分に過ぎるほどに機能が充実していました。
その日から本格的にDAWを使って本格的にオリジナル曲の制作をするようになりました。
VOCALOIDとの出会い
ここからは蛇足ですが、今までDTMを趣味として続けたきた最大の理由であるVOCALOIDとの出会いについても書いていきます。
きっかけはよく覚えていないのですが高校生のときにニコニコ動画を見るようになり、
当時ランキングに上がっていた「【鏡音リン】 ココロ 【オリジナル曲】」という動画を何気なく再生しました。
【鏡音リン】 ココロ 【オリジナル曲】
動画を開くまではVOCALOIDという存在を知らず、そのとき初めて音声合成によって歌声を作る技術があることを知りました。
ココロという楽曲のVOCALOIDは(おそらく)機械的に聞こえるように歌声が調整されているのですが、楽曲のコンセプトが心を持ったロボットの話だったこともあり、逆に歌詞がよく表現されているように感じて感動した記憶があります。
また、音声合成によって作られた歌声でも感動できるsということを自分自身の体験によって感じたのも大きな発見でした。
VOCALOIDを使って作られた音楽は当時でも無数にあり、その日からひたすらVOCALOIDの曲を聞くようになりました。
一日分の投稿曲をランキング形式にまとめた日刊VOCALOIDランキングというのを毎日チェックしていた時期もあったくらいです。
様々なVOCALOID曲を聞いているうちにVOCALOIDの魅力を知るのと同時に、自分でもVOCALOIDのオリジナル曲を作ってみたいと思うようになりました。
高校生でお金もあまりありませんでしたが、なんとかバイトで稼いではじめてのVOCALOID「初音ミク」をお迎えしました。
初音ミク
最初に完成させて投稿した曲は拙い完成度ではあるものの、いろんな方に聞いてもらえたりコメントをもらえたりしたときはとにかく嬉しい気持ちでいっぱいでした。
オリジナル曲という誰とも替えの効かないものが評価される喜びは、なかなか体験することができない感情だと思っています。
音楽を作るという作業は大変ながらも、公開をしたときの反響がモチベーションになって、社会人になって今でもDTMを趣味として続けられているのだと思います。
まとめ
今回は私がDTMをはじめるきっかけについて書きました。
改めて考えるとバンブラという音楽ゲームやVOCALOIDという存在があったからこそ、今もDTMという趣味を続けられていることを感じます。
これからも楽しみながら続けていこうと思います。